お知らせ
「ライジングスター・プロジェクト」関西フィルと協演する3名を決定 2024年8月28日
関西・大阪21世紀協会と関西フィルハーモニー管弦楽団は、「ライジングスター・プロジェクト」ソリスト選考オーディション(実演審査)を行いました。その結果、ただちにスターとして活躍を期待する本プロジェクトの趣旨に該当する方は選出できませんでしたが、スター候補として下記3名を優秀賞として選びました。優秀賞の3名は、2025年8月11日(月・祝)に開催する「Meet the Classic Vol.49」(会場:住友生命いずみホール)で関西フィルハーモニー管弦楽団と協演します。
「ライジングスター・プロジェクト」は、将来活躍が期待される関西ゆかりの若手演奏家の発掘と成長を促すことを目的に、公募によってフルオーケストラと協演する機会を提供するもので、トヨタモビリティ新大阪株式会社から託された寄付を活用し行われます。初年度となる今回は、10歳から33歳までの80名の応募があり、書類選考・演奏動画選考を経て11名が最終のオーディション(実演審査)に臨みました。
<優秀賞受賞者> 敬称略・50音順
大屋 響 (おおや・ひびき) ヴァイオリン
相愛高等学校在学中。第77回全日本学生音楽コンクール大阪大会第1位、全国大会3位、サントリー芸術財団名器特別賞を受賞しTOMASO CARCASSI(1751年)の貸与を受ける。16歳
十河 七海 (そごう・ななみ) コントラバス
京都市立京都堀川音楽高等学校卒業。東京藝術大学大学院修士課程修了。第37回京都芸術祭音楽部門京都府知事賞。第12回秋吉台音楽コンクールコントラバス部門第2位(最上位)、山口県知事賞(グランプリ)受賞。27歳
林 成 (りん・せい) チェロ
京都府宇治市立西小倉中学校在学中。2019年「題名のない音楽会」に出演。関西フィル「ニューイヤーコンサート2022」に出演。2022年「第22回 泉の森ジュニアチェロコンクール」中学生の部、金賞受賞。14歳
<オーディション(実演審査)審査員>
藤岡幸夫(関西フィル首席指揮者)
大野英人(関西フィル常務理事・楽団長)
木村悦子(関西フィルコンサートマスター)
小味渕彦之(音楽評論家)
関西フィルと協演するソリスト選考オーディションに進む11名を決定 2024年7月18日
「ライジングスター・プロジェクト」は、関西を代表するオーケストラである関西フィルハーモニー管弦楽団(以下、関西フィル)の協力を得て、将来活躍が期待される関西ゆかりの若手演奏家の発掘と成長を促すことを目的に、公募によってフルオーケストラと協演する機会を提供するものです。「ライジングスター・プロジェクト」は、トヨタモビリティ新大阪株式会社から託された寄付を活用し、関西・大阪21世紀協会が展開している関西の若手クラシック演奏家支援プログラムの一つです。4月1日に公募を開始したところ10歳から33歳までの80名の応募があり、書類選考・演奏動画選考を経て11名が最終のオーディション(実演審査)に進むこととなりました。
オーディションは、8月26日(月)に門真市民文化会館ルミエールホールで行い、選出された11名は、関西フィル首席指揮者の藤岡幸夫氏はじめとする審査員の前で演奏し、来年2025年8月に開催される「Meet the Classic Vol.49」(会場:住友生命いずみホール)で協演するソリストを選考します。
「ライジングスター・プロジェクト」はオーケストラと協演するソリストとして世界に羽ばたこうという高い志を持ち、卓越した技量を有する関西とゆかりのある若手演奏者であれば、楽器の制限は設けておりません。そのため腕に覚えのある弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器、ピアノ、声楽とさまざまな楽器の若い演奏家80名が、新たな一歩を踏み出しチャレンジしてくれました。書類審査や演奏動画審査からは、お一人おひとりの将来への思いや熱意がひしひしと感じられ、甲乙つけがたいものでした。今回、挑戦してくださったすべての応募者の方に敬意を表するとともに、今後のさらなるご活躍を祈念したいと思います。
オーディションに進む11名の方 2024年7月18日
荒木 翔也 ファゴット 愛知県立芸術大学在学中
今野 真衣 ピアノ 大阪音楽大学大学院音楽研究科器楽専攻ピアノ研究室修了
大屋 響 ヴァイオリン 相愛高等学校在学中
十河 七海 コントラバス 東京藝術大学大学院修士課程修了
谷 菜々子 ソプラノ 大阪音楽大学大学院オペラ系修了、新国立劇場オペラ研修所在所
原田 莉奈 ピアノ 東京藝術大学大学院音楽研究科在学
(現在ベルリン芸術大学マスターピアノソリスト課程在籍)
松原 みなみ ソプラノ 東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程(独唱)修了
ウィーン国立音楽大学オペラ科を審査員満場一致の首席(最優秀)修了
東京藝術大学音楽部声楽科教育研究助手
三浦 颯太 ピアノ ドイツ国立ハノーファー音楽演劇メディア大学修士課程在籍
吉松 知佳 マリンバ 大阪音楽大学音楽学部打楽器専攻卒業、大阪音楽大学付属音楽院講師
林 成 チェロ 京都府宇治市立西小倉中学校在学中
脇坂 颯 フルート 国立音楽大学首席卒業
募集を締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
2024年6月3日
5月31日をもって、ライジングスター・プロジェクトの募集を締め切りました。たくさんのご応募をいただき、心より感謝申し上げます。事務局では、現在、提出された申請書に不備がないか確認作業を行っており、近々、提出いただいた動画審査に入ります。ご応募いただいた方々には、今月下旬に動画審査の結果をお伝えする予定です。
ライジングスター・プロジェクトの記者発表が行われました 2024年3月11日
「関西を代表するオーケストラ 関西フィルハーモニー管弦楽団と協演する演奏者を公募で選ぶ ― そしてその舞台は、過去にすぐれたソリストたちが演奏を行ってきたコンサートシリーズ Meet the Classic。」ライジングスター・プロジェクトは、オーケストラが行うソリストの公募オーディションとして画期的な取り組みです。新人の演奏者に経験を積ませるための演奏会ではなく、耳の肥えたクラシックファンを満足させるための舞台が用意されています。3月11日に、関西フィルハーモニー管弦楽団が拠点とする門真市のルミエールホールでこのプロジェクトの趣旨を説明する記者発表が行われました。来年8月にいずみホールで予定されている本番の指揮をする藤岡幸夫氏(関西フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者)、このプロジェクトを運営するための資金を寄付していただいたトヨタモビリティ新大阪の代表取締役 久保行央氏、関西フィル楽団長の大野英人氏、プロジェクトを主催する公益財団法人関西・大阪21世紀協会の理事長 﨑元利樹が参加し、このプロジェクトが持つ意義や、何を期待しているのかなど、それぞれのお立場からお話しいただきました。
実演審査にも関わる指揮者の藤岡幸夫氏は、このプロジェクトにかける想いを下記のように語りました。
「若い才能のある人にいきなり大きな舞台を用意します。しかし中途半端には絶対やりません。本当に大切なコンサートだから。よっていきなり該当者なしもありえます。ぜったいに自分はスターになるぞ、という人にこそ出てきてほしいと思っています。」
公募の受付がいよいろ4月1日から始まります。多くに方々の応募をおまちしております。
チラシができあがりました 2024年3月29日
ライジングスター・プロジェクトのチラシが出来上がりました。若い才能あふれる演奏者が、世界にむかって羽ばたいていこうという熱い想いを、炎のような色と構成で表現しています。デザインを手がけたのは京都のグラフィックデザイン会社のNeki。多くの方々の目に触れて、応募していただけると幸いです。
右から十河七海さん、林成さん、大屋響さん、藤岡幸夫さん(関西フィル首席指揮者)
左より、関西・大阪21世紀協会理事長 﨑元利樹、トヨタモビリティ新大阪代表取締役 久保行央氏、関西フィル首席指揮者 藤岡幸夫氏、関西フィル楽団長 大野英人氏 撮影:守屋友樹